LP(ランディングページ)の意味・解説

LPとは? ブログ運営論

LP(ランディングページ)とは、Landing Pageの略で、売ることだけを目的としたページです。つまり、ECサイトでは購入というコンバージョン達成に特化したWebページを意味します。

百聞は一見に如かずなので、LPのイメージ画像を確認してみましょう。

ランディングページのイメージ

実物はもっと縦長いページですが、LPのイメージが掴めたと思います。

LPのメリット・デメリット

LPはリスティング広告(クリック課金広告)などのWeb広告と相性が良いというメリットがありますが、画像が多く、文字が少ないためSEOとは相性が悪いというデメリットがあります。

LPの3つの特徴

  • 縦長のレイアウト(構成)
  • 他のページへのリンクが極端に少ない
  • 画像中心で文字は少なめ

LPOとは

Web広告の効果を高めるために、LPを最適化することを、LPO(ランディングページ最適化)と言います。

ランディングページ最適化は、ECサイトが広告を出稿する前の段階で取り組むべき施策です。

なぜなら完璧なランディングページを作ってから広告を出さないと、広告費をドブに捨てるようなものだからです。

たとえばランディングページ最適化の結果、CVRが2倍になると粗利は5倍に増えます。

広告費1商品あたりの利益CVR購入数売上粗利広告比率
3万円4,000円1%104万円1万円75%
3万円4,000円2%208万円5万円37.5%

ランディングページ制作のカギはニーズの調査

ランディングページを制作する際は、発注するにせよ自作するにせよ、事前に徹底的にユーザーニーズの調査をします。

ランディングページ制作にかかる時間の約8割はニーズの調査です。

ニーズを的確に理解しないと、訴求ポイントを見誤ってしまうからですね。

どんなに優れたデザインのLPを作っても、ニーズとズレていたら意味がありません。

商品のニーズを明らかにする3つの方法

①サジェストキーワード

サジェストキーワードとは、GoogleやYahoo!で検索したときに、一緒におすすめされるキーワードのことです。

試しに[中古パソコン]で検索してみます。すると10種類のサジェストワードが表示されますね。

中古パソコンのサジェストキーワード
サジェストワードの例

たとえば[中古パソコン 注意点]というサジェストワードからは「中古パソコンは安いけど不安」というユーザーの悩みが読み取れます。

「中古パソコン 危険性」からは「もし新品と同じくらい安全なら買うのかな?」と、需要が見えてきます。

すると「半年保証で新品なみに安全!」という訴求ポイントを考えれば、うまくいきそうだとわかります。

②検索キーワードの上位10記事

検索結果の上位10記事にはユーザーが本当に知りたいことが詰まっています。

今の検索エンジンは、ユーザーのニーズを高い精度でとらえているためです。

実際に、サジェストキーワードで検索を行うことで、ニーズを推測することができます。

たとえば[中古パソコン 危険性]で検索すると、次のようなニーズを拾うことができます。

  • 中古パソコンを購入して失敗しないか不安
  • 中古パソコンのデメリットや危険性を知っておきたい

上記のニーズから、いかに「安心」に訴求するLPにすることが大事かが分かります。

③Yahoo!知恵袋検索

「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」使えば、簡単にユーザーの悩みを把握することができます。

試しに[中古パソコン]で検索すると次のような質問が見つかります。

中古のノートパソコンを購入するサイトでオススメを教えて下さい。
保証期間が長めの所が希望です。
(中古でも数ヶ月保証してくれる)

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/12804356.html

上記の質問からは、「保証期間の長さ」が中古パソコン購入の決め手だとわかります。

まとめ:LPのポイント

  • LP(ランディングページ)とは、コンバージョン達成に特化したWebページのこと
  • 広告を出す前に、完璧なLPを準備しないと、広告費が無駄になる
  • CVRが2倍に改善すれば、粗利は5倍以上になる
  • LP制作の8割はユーザーニーズの調査力で決まる

LPを外注するにせよ、内製するにせよ、上記のポイントは確実に押さえておきたいですね。

LPの性質をよく理解し、少ない広告予算で、確実に粗利を増やしていきましょう!

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