英語の不定詞とは?7つの図解でわかりやすく解説

不定詞の意味上の主語 不定詞

はじめに

この記事で扱う不定詞のレベル図

「不定詞」は割とややこしい分野です。だからこそ「わかりやすい解説」に徹底的にこだわりました!

大学受験・英検・TOEICの文法問題を解くのに必要な不定詞の知識が最短で身に付くよう工夫しました。そして市販の参考書よりもさらに、わかりやすい解説を目指しました。

そのために、42冊の英文法の参考書を比較研究しました。もちろんオリジナルの「もっとわかりやすくする工夫」も満載です!塾講師や家庭教師の経験も活かしています。

ゼロから解説しているので、初学者の方や英語が苦手な方でも安心して学ぶことができます。

不定詞の3つの用法に加え、be to不定詞(助動詞のかわりをする不定詞)などの応用的な知識もお伝えします。

基礎~標準の文法問題はこの記事を読むだけで解けるようになります。もちろんリーディングや英会話でも不定詞をしっかりと使いこなすことができるようになるでしょう。

なので、是非この記事を参考にしてみて下さい。

不定詞とは

不定詞の基本的な形はto+動詞の原形です(例:to get)。ここまでは多くの方が知っている知識だと思います。

参考不定詞のことを英語でinfinitive(インフィニティブ)という!

不定詞の本質は「未来志向」のイメージ

では、「不定詞の本質はなにか?」-答えは未来志向です。不定詞にはtoという前置詞がついていますよね?

toは「~へ/~へ向かって」という意味です。ですから不定詞も「~へ向かって」という未来志向の意味を持っているのです。

つまり、不定詞は「~へ向かって」や「これからすること」を表します。これが不定詞のとても大切なポイントです。

例えば、次のような例文を考えてみます。

(例文1)Remember to submit the documents.(書類を提出するのを忘れないで下さい)

【語彙】submit(提出する)

remember to doは「(未来に)~するのを忘れない」という意味になります。一方、同じrememberでも、目的語に動名詞(~ing)をとると全く違う意味になります。

例えば、 I remember submitting the documents.は「(過去に)書類を提出したのを覚えている」という意味です。

(例2)I studied very hard to pass the exam.(私は試験に合格するために一生懸命に勉強した)

不定詞が”方向/未来”を表すことに着目すると、「試験に合格する方向に向かって勉強をがんばった」や「(将来の)試験に合格するためにがんばった」という意味になっていることがわかります。

このように不定詞は基本的に「方向/未来」を表します。これが不定詞の本質です。

不定詞の3つの用法

不定詞には3つの用法があります。

  • 名詞的用法
  • 形容詞的用法
  • 副詞的用法

「~的用法」と聞くと難しく思えるかもしれません。しかし実際は簡単です。不定詞が、「名詞・形容詞・副詞の役割をする」というだけの話です。

以下では、この3つの用法を順番に解説していきます。

なお、この3つの使い方を理解すれば、「不定詞の基礎」は完璧になります。

①不定詞の名詞的用法

不定詞の名詞的用法ではto 不定詞が「名詞」の役割を果たし、文中で、主語(S)・目的語(O)・補語(C)になることができます。

また名詞的用法の場合、原則として「~すること」と訳します(例外もあります)。

ちなみに「名詞はS・O・Cになれる」という解説がよくわからない場合は基本5文型の知識が不足していますので「英語の基本5文型が17の図解でわかる!見分け方も解説」を参照してみて下さい。5文型は英語の土台になる部分なので必ず習得しておく必要があります。

(例文1)To see is to believe.(百聞は一見に如かず)

To see(見ること)が主語(S)で、to believe(信じること)が補語(C)です。つまり、直訳は「見ることは信じることだ」です。転じて、「百聞は一見に如かず」となります。

不定詞の名詞的用法の図解その1

(例文2)I forgot to ask.(質問することを忘れた)

to ask(質問すること)がforgot(forgetの過去形)の目的語(O)になっています。

不定詞の名詞的用法の図解その2

形式目的語のit

(例文)I found it difficult to make a speech.(スピーチをするのは難しいとわかった)

不定詞の名詞的用法が目的語になるときは、(例文)のように、仮の目的語(形式目的語のit)を前に置いて、本当の目的語となる不定詞句を文尾に置くパターンも多いです。

不定詞の形式目的語の説明図

補足不定詞とは不定詞に目的語や修飾語がついたもの!

形式主語のit

不定詞の名詞的用法が主語になるときは、To see is to believe.のような形は珍しく、基本的には下記の例文のように形式主語のitを前にだして、文尾に不定詞句を置きます。

(例文1)It is fun to make friends.(友達を作ることは楽しい)

形式主語のitとは仮の主語のことです。本当の主語の代わりをします。で、本当の主語はどれかというと、文尾の不定詞句である”to make friends”(友達を作ること)です。

この関係を図示すると以下のようになります。

不定詞の名詞的用法が主語になる場合と仮主語の関係図

(例文2)It is impossible to solve this problem.(この問題を解決することは不可能だ)

【語彙】solve(解決する)

(例文2)も形式主語のitを前にだして、本当の主語である不定詞句を文尾に置いた形です。”to solve this problem”(この問題を解決すること)が本当の主語です。

このように、ほとんどのケースでは、主語は文尾に置き、かわりに形式主語のitを前に置きます。つまり「To see is to believe.」のように名詞的用法が主語として文頭にくるのは一部の限られた場合だけなのです。

②不定詞の形容詞的用法

不定詞の形容詞的用法は名詞+to doの形で表します。主な意味は次の3種類です。

  • ~する(~した)(名詞)」
  • ~するための(名詞)」
  • ~すべき(名詞)」
a book to read読むべき本)

そして、名詞+to doの形では、to doが名詞を修飾するわけなのですが、ここで、名詞とto doの関係がとても重要になってきます。この関係がわからないと文の意味も正しくつかめないわけです。

でも、この説明だけでは「関係ってどういうこと!?」ってなりますよね。具体的な例文を使って解説していきたいと思います。

なお、ここでいう「関係」にはつの種類があります。

パターン①主語+動詞の関係

パターン①は名詞+to doの「名詞」が主語(S)になり、to doが動詞(V)になる関係です。

(例文1)The last guest to leave was Mary.(最後に去った客はメアリーだった)

to leave(去った)が直前の名詞The last guest(最後の客)を修飾し「最後に去った客」という意味を表しています。ここで重要になってくるのがThe last guestとto leaveの「関係」です。

結論から言うと、The last guestが<S>で、to leaveが<V>という関係になっています。どういうことかというと、The last guest left.(最後の客去った)という主語/述語関係です。

つまり、The last guest to leaveの部分が<S+V>の関係になっているのです。

ポイント「The last guest to leave」→「The last guest left」

(例文2)I have a lot of friends to help me.(私には自分を助けてくれる友達がたくさんいる)

この例文も不定詞の形容詞的用法です。to help meがa lot of friendsを修飾し、「自分を助けてくれる友達」という意味になっています。

そして、これも(例文1)と同じで、名詞が<S>、to doが<V>になっています。

つまり、A lot of friends help me.(たくさんの友人自分を助けてくれる)という関係です。

ポイント「friends to help me」→「friends help me」

発展(例文2)はI have a lot of friends who help me.と書き換えることができます。もしこうした関係代名詞の知識があやしい場合は「【図解】関係代名詞の使い方|苦手でも20分で理解できる!」を参考にしてみて下さい。

パターン②目的語+動詞の関係

パターン②は名詞+to doにおいて、「名詞」がto doの目的語(O)になる関係です。例えば、something to eatは「何か食べるもの」という意味です。この場合、eat something(何かを食べる)の関係になっています。

ポイント「something to eat」→「eat something」

(例文1)I bought a book to read on the train.(電車の中で読む本を買った)

a bookを不定詞句のto read on the trainが修飾して「電車の中で読む本」という意味になっています。ポイントはa bookがread~の目的語になっていることです。

不定詞の形容詞的用法における不定詞句と目的語の関係図

つまり、「I read a book on the train.」の関係になっています。

ポイント「a book to read」→「read a book」

(例文2)I need something to write with.(何か書くもの[ペンなど]が必要だ)

(例文2)では、somethingをto write withが後ろから修飾して「何か書くもの」という意味になっています。somethingがwrite with~の目的語になっています。

つまり、「write with something」の関係です。

ポイント「something to write with」→「write with something」

補足(例文2)のように、形容詞的用法では、前置詞で終わるパターンに要注意です。例えば、「住むための家」は「a house to live in」です。これを「(×)a house to live」としてはいけません。なぜなら”「live in a house」の関係だからです。

パターン③同格の関係

「同格」とは名詞 = to doになる関係のことです。これは「=」になるだけなので簡単です。例文を確認してみましょう。

(例文)This is the best way to learn English.(これが英語を学習する一番よい方法だ)

the best way = to learn Englishという同格の関係です。

③不定詞の副詞的用法

不定詞の副詞的用法は「~するために」という意味になることが多いです。つまり《目的》を表すことが副詞的用法の基本です。

(例文1)I’m going to the station to meet her.(彼女に会うために駅へ行くつもりだ)

to meet herが不定詞の副詞的用法です。to meet herで「彼女に会うために」という《目的》を表しています。

(例文2)You have to study hard in order to pass the exam.(試験に合格するためには一生懸命に勉強しなくてはならない)

《目的》の意味を強調したいときは、in order to do(~するために)やso as to do(~するために)を使います。in order to doとso as to doはどちらも「~するために」で、ほぼ同じ意味です。

(例文3)I left home early so as to be in time for the meeting.(私は会議に間に合うように早く家を出た)

なお、不定詞の副詞的用法を細かく分類すると「~するために」の《目的用法》以外にも、さらに4つの用法があります。もっと詳しく副詞的用法を学びたい方は「不定詞の副詞的用法とは?意味・使い方《総まとめ》」をご覧ください。練習問題付きで、副詞的用法の詳細をみっちり学習することができます。

不定詞の応用

不定詞の否定

不定詞を否定するときはnot to doやnever to doと表します。つまり、to 不定詞の直前にnotやneverを置けばよいのです。

She told me not to go out after dark.(彼女は私に暗くなった後には出かけないよう言った)

意味上の主語

不定詞の意味上の主語はforofで表します。「意味上の主語」とは、文法的には主語ではないけれども、意味の上では「~が」という意味になっているということです。

例えば「for you to read」で「あなた読む」です。つまり「for you to read = You read」ということになります。

不定詞は名詞・形容詞・副詞の役割をしますが、よくよく考えると「元々は動詞」です。動詞の出身なので主語や目的語をとるわけです。

(例文1)I have nothing for you to read.(あなたが読むようなものは何もない)

”I have nothing”までは簡単ですね。「私は何も持っていない」です。どんなモノを持っていないのか?-「あなた読むようなもの」です。つまり「for you to read」が「nothing」を修飾しています。

不定詞の意味上の主語

(例文2)It is kind of you to help me.(助けてくれてありがとう)

また、kind(親切)など<人>を主語にとるような形容詞のときには、forではなくofを用いて意味上の主語を表します。

「of you to help me」で「あなた私を助けた」という意味です。

以下に文法問題でよく出題される「人の性質を表す形容詞」を記載します。これらの形容詞がくるときはofを使います。

  • kind(親切な)
  • careless(不注意な)
  • nice(親切な)
  • good(親切な)
  • foolish(馬鹿な)
  • stupid(馬鹿な)

too~to…構文

too~to…で「~するには…すぎる」→「~すぎて…できない」という意味になります。これも副詞的用法です。

This river is too dangerous to swim in.(この川は危険すぎて泳げない)

「to swim in」が副詞的用法で、形容詞の「dangerous」を修飾しています。inの付け忘れに要注意です。

どう危険なのか?-「泳げないくらい危険だ」という意味です。ちなみに、「to swim in」の目的語は主語の「This river」です。つまり、「to swim in this river(この川で泳ぐこと)」という関係になります。

「程度」を表す不定詞の重要構文

to 不定詞が《程度》を表す重要構文にはenough to~so~as to…があります。

(例文1)He is active enough to play tennis every Sunday.(彼は毎週日曜日にテニスをするほど活動的だ)

形容詞[副詞]+enough to doで「to doするほど十分に~だ」という意味になります。この例文ではactive enoughで「十分に活動的だ」という意味を表し、to play~で「どのくらい活動的なのか?」を表現しています。

(例文2)You were so kind as to take me over the city.(あなたは親切にも私をその街のあちこちへと連れて行ってくれた)

so~as to…で「…するほど~だ」という意味になります。この例文では「街のあちこちに連れて行ってくれるほど親切だ」という意味を表しています。

SVO+to do型

(例文1)I want you to read this book.(あなたにこの本を読んで欲しい)

不定詞SVO+todo型の第5文型の構文図

(例文2)She asked me to wait here.(彼女は私にここで待つように頼んだ)

SVO+to do型は第5文型をとり、<O>とto doの間に主語/述語関係が成立します。このあたりの詳細は「英語の基本5文型が17の図解でわかる!見分け方も解説」を参照して頂ければと思います。

上記の記事では不定詞からtoをとって動詞の原形だけを残した「原形不定詞」についてもわかりやすく解説しています。

be to不定詞

be to不定詞は、あたかも助動詞のようにふるまい「~することになっている」と訳します。

(例文1)The meeting is to be held at ten.(会議は10時に開かれる予定だ)

【語彙】hold(~を開催する)

(例文2)The Prime Minister is to visit America next month.(首相は来月アメリカを訪問する予定だ)

(例文1)、(例文2)ではis toが助動詞のような役割をしています。つまりis toがbe going toの代わりをしています。

疑問詞+不定詞

疑問詞+to 不定詞で名詞句を作ることができます。名詞句とは複数の語のカタマリが1つの名詞の役割を果たすものです。

疑問詞+to 不定詞は「~すべき」というニュアンスになります。さっそく、3つの例文で確認してみましょう。

(例文1)He didn’t know what to do.(彼は何をすべきかわからなかった)

what to doで「何をすべきか」という意味です。

(例文2)Her problem is that she doesn’t know when to stop talking.(彼女の問題はいつ口を閉じるべきかを知らないことだ)

when to stopで「いつやめるべきか」という意味です。

(例3)She wondered which dress to wear to her graduation.(彼女は卒業するときに、どのドレスを着るべきか迷った。)

疑問詞がwhichのときだけ、which+名詞+to 不定詞になります。which dress to wearで「どのドレスを着るべきか」という意味になっています。

目的語が不定詞と動名詞で意味が違ってくる動詞

冒頭で紹介したrememberなどの動詞は目的語が不定詞か動名詞(~ing)かで意味が違ってきます。目的語に不定詞をとるときは「未来志向」の意味を表し、動名詞をとるときは「過去」や「いましていること」を表します。

(例文1)Don’t forget to lock the door.(ドアにカギをかけるのを忘れないように)

「(未来に)カギをかけるのを忘れないように」という意味です。不定詞なので未来志向の意味になっていますね。

(例文2)I never forget seeing her.(私は彼女に会ったことを決して忘れない)

(例文2)では、同じforgetでも動名詞のseeingを目的語にとっているので、「~したことを忘れない」と過去の意味になっていますね。

目的語が不定詞と動名詞で意味が異なる動詞一覧

  • remember to do(~することを覚えている)
  • remember doing(~したことを覚えている)
  • forget to do(~することを忘れる)
  • forget doing(~したことを忘れる)
  • regret to do(残念ながら~する)
  • regret doing(~したことを後悔する)
  • try to do(~しようとする)
  • try doing(試しに~してみる)

不定詞だけを目的語にとる動詞

不定詞の時間的イメージは未来なので、以下のように「これからすること」を意味する動詞が不定詞だけを目的語にとる傾向があります。

(例文1)She decided to go to Canada.(彼女はカナダに行こうと決心した)
(例文2)I hope to see you soon.(近いうちにお会いしたいものです)

【不定詞のみを目的語にとる動詞一覧】

  • decide to do(~することを決心する)
  • plan to do(~を計画する)
  • intend to do(~するつもりだ)
  • expect to do(~するつもりだ)
  • want to do(~したい)
  • hope to do(~したい)
  • wish to do(~したい)
  • would like to do(~したい[丁寧な表現])
  • promise to do(~することを約束する)
  • agree to do(~することに同意する)
  • offer to do(~しようと申し出る)

しかし、例外的に以下の動詞は不定詞だけを目的語にとりますが特に未来の意味合いにはなりません。

  • refuse to do(~するこを拒む)
  • fail to do(~しない/~できない)
  • hesitate to do(~をためらう)
  • pretend to do(~するふりをする)
  • manage to do(どうにか~する)
  • can afford to do(~する余裕がある)

練習問題-厳選5題-

不定詞の練習問題を厳選して5題、用意しました。「+解答解説」ボタンを押すと答えを見ることができます。余裕のある方は是非参考にしてみて下さい。解説の理解を深める効果を期待できます。

1.Some people find(  )difficult to economize on mobile phone costs even when times are hard.

①everything ②it ③that ④things

【語彙】economize(節約する)

解答解説1
大学入試共通テスト(旧・センター試験)からの出題です(改題)。全訳は「不景気のときでも携帯電話の費用を節約することが難しいと思っている人もいる」です。正解は②itで、<形式目的語のit>の理解を問う問題です。”to economize~”(~を節約すること)が本当の目的語です。つまり、「ある人々は~を節約することを難しいと思っている」という意味になります。

2.I want a knife to cut this bread(  ).

①on ②to ③with ④of

解答解説2
拓殖大学の過去問(改題)です。全訳は「このパンを切るナイフが欲しいんですが」です。さて、形容詞用法の復習です。「何か書くもの[ペンなど]」はsomething to write withで表しました。これと非常によく似ていて「このパンを切るナイフ」も”a knife to cut this bread with”と表現します。つまり”cut this bread with a knife”の関係ですね。従って③withが正解です。

3.正しいのはofforのどっち?

It was careless (of / for) you to forget your homework.

解答解説3
慶応大学の過去問です(改題)。全訳は「宿題を忘れるなんてあなたも不注意ですね」です。文頭のitが<形式主語のit>で、”to forget~”(~を忘れること)が本当の主語です。で、問題は「不定詞句の意味上の主語を表すのにofforのどっちが適切か?」ですが、”careless”が人の性質を表す形容詞なので、正解はofです。つまり”of you to forget~”で「あなた~を忘れること」という主語/述語関係になります。

4.Please remember(  )this letter tomorrow.

①mailing ②not forget ③posting ④to mail

解答解説4
中部大学の過去問です。全訳は「明日この手紙を忘れずに出して下さい」です。rememberの意味を問う問題ですね。不定詞は「未来」を表すので、remember to doで「~するのを忘れない」という意味です。”tomorrow”があることから「未来」を表す④to mailが正解です。ちなみに、remember doingは「~したことを覚えている」でしたね。

5.After a lot of problems she(  )to learn to drive a car.

①give up ②managed ③put off ④succeeded

解答解説5
大学入試共通テスト(旧・センター試験)からの出題です(改題)。全訳は「多くの問題はあったが、彼女はなんとか車の運転を覚えた」です。不定詞と目的語の関係を問う問題ですね。正解は不定詞だけを目的語にとる動詞である②manageです。manage to doで「どうにか~する」という意味です。ちなみに、①give up(~をやめる)と③put off(~を延期する)は動名詞だけを目的語にとる動詞です。詳細は動名詞の意味を図解でわかりやすく解説|20分で復習できる!を参照してみて下さい。なお④succeed(成功する)はsucceed in 名詞(動名詞)という形になるため不適切です。

まとめ

以上で不定詞の解説を終わります。ここまで読んで頂き本当にありがとうございます!この記事では基礎レベル~大学入試共通テスト(旧・センター試験)レベルまでの不定詞の知識を確認してきました。大学受験・英検・TOEICの文法問題を解く際にもおおいに役立つはずです。皆様の英語学習の一助にして頂ければ幸いです!

関連記事

コメント