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兵は拙速を聞くも、未だ巧久しきを睹ざるなり|孫子の兵法!意味・解説 | 日本史まとめ&問題集・歴スタ!

兵は拙速を聞くも、未だ巧久しきを睹ざるなり|孫子の兵法!意味・解説

コラム

「兵は拙速を聞く」の全文・現代語訳

全文

兵は拙速せっそくを聞くも、いまこうひさしきをざるなり

現代語訳

戦術が良くないものであっても、戦争では素早く決着をつけることが肝心である。時間をかけて工夫をしてうまくいった例を知らない。

「兵は拙速を聞く」の意味

ポイントは拙速せっそくの意味です。「拙」は「つたない、下手だ」という意味です。つまり、拙速とは「下手だが早いこと」です。

一方、拙速の反対語である巧遅こうちの「巧」は「たくみだ、上手だ」という意味なので「巧遅」は「上手いが遅いこと」です。

つまり孫子の兵法では「下手な策でいいから、迅速に戦争を終結させることが大切だ」と言っているわけです。

「兵は拙速を聞く」の解説・ビジネスへの応用

ビジネスでも「多少下手でも早く結果をだした方が良い」という場面はよくあります。クオリティよりもスピードが大事な場合も少なくないということです。

一番わかりやすいのがメール返信。多少文面がつたなくても、その日のうちに返信するのはもちろん、1分でも早い方が相手に信頼されます。

実際、私もメール返信が早くて信頼できるという理由だけで、新規案件を受注した経験があります。

Amazonも、少し雑ではありますが配達の早さが売りです。

一方、クオリティ重視で、スピードは二の次という場合もあるので注意が必要。ビジネスでは、いつも「拙速」が肝心なわけではありません。

むしろ急がば回れという場面の方が多いくらいです。

たとえば映画制作を考えてみましょう。ジブリなんかは、めったに映画をだしませんが、時間をかけてクオリティを磨き上げている(巧遅)ので『千と千尋の神隠し』の興行収入は316.8億円と圧倒的1位です。

拙速が求められる場面なのか、巧遅が有利にはたらく場面なのかをしっかりと判断することが大切ですね。

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