古墳時代前期~中期の巨大な前方後円墳|箸墓古墳・大仙陵古墳・誉田御廟山古墳など

古墳時代

古墳時代前期最大の箸墓古墳

古墳時代前期(3世紀中頃~4世紀後半)の最大の古墳は3世紀末の造営と目される奈良県大和)の箸墓古墳はしはかこふんです。

箸墓古墳だけではなく大規模な前方後円墳が大和地方に集中していることから大和(奈良県)こそがヤマト政権発祥の地だと考えられています。

ちなみに箸墓古墳はもしかしたら卑弥呼ひみこの墓かもしれないと考えられていますが真相は定かではありません。

古墳時代中期の巨大古墳の出現

5世紀(古墳時代中期)に入ると出現期最大の箸墓古墳(全長276m)を大きく上回る巨大古墳が現在の大阪府に出現します

古墳時代を通じて最大規模を誇るのは全国1位大仙陵古墳だいせんりょうこふん大阪府)です。

大仙陵古墳は仁徳天皇陵にんとくてんのうりょうとも考えられており、百舌鳥もず古墳群の中心を占める古墳です。全長はなんと486mです!出現期最大の箸墓古墳が全長276mですからいかに巨大かが分かりますね。

続いて、全国第2位の規模を誇るのが古市ふるいち古墳群の中心を占める古墳時代中期の前方後円墳である誉田御廟山古墳こんだごびょうやまこふん大阪府)です。

誉田御廟山古墳は応神天皇陵おうじんてんのうりょうともいわれ、その全長は418mです。やはり箸墓古墳の276mに比べてかなり大きいですね。

ちなみに大仙陵だいせんりょう古墳と誉田御廟山こんだごびょうやま古墳は5世紀のヤマト政権の盟主大王おおきみ)の墓と考えられています。

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