in whichの使い方って難しいですよね。日本語にはない文法ですから。
しかし、この記事を読み終わる頃には「なーんだそういうことか!」と完全に理解できているはずです。
英語の塾講師や家庭教師をした経験を踏まえin whichの使い方を徹底図解しました。
なお、基礎から関係代名詞を学び直したい場合は「【図解】関係代名詞の使い方|苦手でも20分で理解できる!」もあわせて読んでみて下さい。
in whichを理解するには文を2つに分けて考える
in whichのinは前置詞で、whichは関係代名詞です。
関係代名詞に不慣れな段階では、in whichのような前置詞+関係代名詞の形に出会うたびに、文を2つに分けて考えるのがコツです。
(例文1)を2つの文にわけて考えてみます。
①This is the house.(これは家だ)
②I live in it.(私はその家に住んでいる)
(it = the house)
①+②がThis is the house in which I live.です。
こう考えると、あとは②の文がどう語順を変化させたのかを「流れ」で理解すればin whichは一発でわかります。
I live in it.(私はその家に住んでいる)
↓
I live in which. ←itがwhichになった!
↓
in which I live. ←in+whichがセットで前に出た!
この語順の変化を図示すると下図のようになります。
in whichはwhereに書き換えられる
前置詞+名詞は「形容詞」 or 「副詞」になります。そして、前置詞+名詞が副詞になるとき、これを関係副詞のwhereに書き換えることができます。
つまり、This is the house in which I live.のin + whichは副詞になるので、where一語で置き換えることができるのです。
この様子を図示すると下図のようになります。
実際、Where do you live?とたずねられたら、I live in Tokyo.などと答えますよね?
このときwhere = in Tokyoなわけですね。
つまり「前置詞+名詞」 →「副詞」なわけです。
in whichの例文
ここからはin whichをマスターするための練習です。(例文3)を2つの文にわけて考えると以下のようになります。
①That was the year.(それは年だ)
②I was born in the year.(私はその年に生まれた)
あとは②の語順を変化させるだけです。
I was born in the year.
↓
I was born in which.
↓
in which I was born.
これで、①+②はThat was the year in which I was born.だとわかりますね。
念のため図解も確認してみましょう!
【語彙】be interested in(~に興味がある)
(例文4)も2つにわけて考えれば簡単です。
①This is the book.(これは本だ)
②He is interested in it.(彼はその本に興味を持っている)
↓
He is interested in which.
↓
in which he is interested.
(例文4)についても完全に理解できるよう図解を掲載しておきます。
補足
但し、いつもin+名詞をin whichの形で「前にださなければいけない」わけではありません。例えば、「The world (in which we live)」=「(私たちの住んでいる)世界」について考えてみましょう。
次のように「in」を残して「which」だけで「The world」を修飾することもできます。
- The world (which we live in)
まとめ
以上で、関係代名詞のin whichと関係副詞のwhereの解説を終わります。ここまで読んでいただきありがとうございました!
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