住居
奈良時代になるとようやく竪穴住居から掘立柱住居へと変化していきます。
結婚
また、結婚の形式は男性が女性の家に通う妻問婚が一般化します。
仕事
奈良時代のほとんどの人は農民でしたから、基本的に仕事は口分田を耕作することでしたが、それだけでは収入が足りず、寺社や貴族などから土地を借りて耕作していました。
これを賃租といいます。賃租では収獲の5分の1を地子として貸主に納めました。
そして、民衆の暮らしは悲惨なものでした。
租・調・庸の他、兵役、雑徭、運脚、出挙などの負担があったからです。
こうした極めて貧しい様子が山上憶良の貧窮問答歌に表現されました。
そのため口分田を捨てて逃げる浮浪・逃亡や、修行もせずに勝手に僧になる私度僧、戸籍を偽る偽籍などが横行しました。偽籍では性別を税制的に有利な女性に偽ることが多かったと考えられています。
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