官道とは
官道とは現代の国道にあたる道路で、国家が維持・管理していました。官道は中央から地方へ向かって、七道の各地域に向けて整備されていました。
官道は駅路とそれ以外の伝路の2種類に分けることができます。
駅路は後述する駅制をもった道路のことで、伝路は国司や郡司が維持・管理する地方道です。
駅制とは
官道の途中の約16km(4里)ごとに駅家が設置され、駅家では馬の交換などができました。
このように約16kmごとに駅家を設ける制度を駅制といいます。
一般の人々は駅家を使うことができず、公用の役人の文章の伝達や旅行に使用されました。
官道を整備した理由
官道や駅制を整備した理由は、中央集権をとる律令体制において、交通の整備が重要な課題だったからです。
まとめ
駅制をもった官道を駅路といいます。官道(駅路)には約16kmごとに駅家が設置され、ここで馬の交換などができました。
公用の役人のみが駅制を使用することができました。こうした官道の整備は、中央集権をとる律令体制の実現に必要不可欠なものでした。
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