国造とは?意味は?どういう役割?
国造とはヤマト政権の支配下にあった地方豪族の姓です。地方官として大王の直轄地である屯倉や大王の直轄民である名代・子代の管理にあたり、税金の徴収などを行いました。
姓というよりむしろ職名に近いイメージです。後の律令制下では郡司となります。
国造で特に有名なのは九州の地方豪族であった筑紫国造の磐井です。527年に筑紫国造磐井が新羅と結んで百済の救援に向かう途中の近江毛野を阻止します。
これに対してヤマト政権は物部麁鹿火を派遣し筑紫国造磐井を鎮圧。磐井の領地だった場所には屯倉が置かれます。
なお、国造とよく似た地方豪族の姓に県主と稲置があります。
また、国造の子女は舎人・采女として出仕させられました。
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