弥生時代の社会と住居
弥生時代の住居
弥生時代の住居は縄文時代と同じで竪穴住居が一般的でした。しかし一部では平地式建物も現れるようになります。
ちなみに「弥生時代の生活」で重要なのは機織が始まっていたことです。機織に関連して糸を紡ぐための道具を紡錘車といいます。紡錘車で糸を紡ぎ機織で布を生産していたわけです。
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ムラと首長
また縄文時代に比べ、大規模な集落が出現するようになります。こうしたムラの指導者を首長といいます。
戦争の本格化
さらに弥生時代には水稲耕作を中心とする生産経済が普及し、社会が豊かになり、生活が安定します。豊かになってくると蓄えた財産や灌漑施設(水路などのこと)、土地などをめぐって頻繁に戦争が行われるようになります。
環濠集落と高地性集落
こうして争いが頻発した結果、各ムラは軍事的性格を帯びるようになります。そこで登場するのが、周囲に堀を巡らせた環濠集落や逃げ城的性質を持つ高地性集落です。
堀を巡らせたり、いざというとき高台に逃げ込めるようにしたりと、敵に攻められた場合を考慮した集落が登場します。
つまり弥生時代になると戦争が本格的にはじまるわけです。
環濠集落と高地性集落の代表的な遺跡
環濠集落の遺跡としては佐賀県の吉野ヶ里遺跡が非常に有名です。また高地性集落の遺跡としては香川県の紫雲出山遺跡を必ずおさえておきましょう。
この2つの遺跡は入試に超出ますよ!
まとめ
弥生時代になると生産経済が普及し生活が豊かになった結果、戦争が本格化しました。それを象徴するのが環濠集落や高地性集落といった防御施設を伴った集落の存在です。
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