とりあえずアトピー

「あー、アトピーですねー」。

皮膚科医がしばしば発するこの言葉を、患者はどう受け止めればよいのでしょうか。

皮膚に疾患があれば、とりあえずアトピー性皮膚炎と診断されることが多いように思います。

日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドライン(2009年)では、アトピー性皮膚炎は次のように定義されています。

 アトピー性皮膚炎は,増悪・寛解を繰り返す,瘙痒のある湿疹を主病変とする疾患であり,患者の多くは アトピー素因を持つ.

また、アトピー素因は次のように定義されています。

 ①家族歴・既往歴(気管支喘息,アレルギー性鼻炎・結膜炎,アトピー性皮膚炎のうちい ずれか,あるいは複数の疾患),または② IgE抗体を産生し易い素因.

初めて訪れた患者の患部を一目見ただけで、採血もせずに、憎悪と寛解を繰り返していることや、IgE抗体を産生し易いかどうかが、わかるものでしょうか。

皮膚科医が言っているのは、

「あー、(とりあえず)アトピーですねー」。

ということではないでしょうか。

私には、皮膚科の臨床現場において、安易に「アトピー」という言葉が使われているように思えてなりません。

そして、とりあえず、ステロイド外用薬が処方されるわけです。

私は幼少時にアトピー性皮膚炎と診断され、20代前半の一時期に寛解していましたが、再び皮膚症状が悪化し、現在もこの「アトピー性皮膚炎」とされる病気に悩まされている者です。

いわゆる「脱ステロイド」済みであり、最も重症であった時からはかなり改善はしているものの、日常生活においてさまざまに不都合が生じています。

このブログは、アトピーの治癒を目的とする私のきわめて私的なアトピー覚書です。アトピーについて自分なりの考えを整理するとともに、患者の立場からの考えを発信するために、このブログを始めたいと思います。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

TOP